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最新事例を徹底解説!先行ユーザに学ぶ「大規模サイトリニューアル」成功の勘所 セミナーレポート

サイトの戦略やプロジェクトの進め方から、サイトを持続的に成長させるための運用方法まで、企業のWeb担当者様を取り巻く課題は増えて続けています。2015年7月3日に開催した本セミナーでは、企業Webサイトにおける最新トレンドのほか、実際のサイトリニューアルプロジェクトの事例から、成功の秘訣をNECマネジメントパートナーとビッグローブが解説いたしました。

第1部 大規模サイトリニューアルの進め方~課題整理からゴール設定まで~

講師:山方 理佳子

講師プロフィール
山方 理佳子
NECマネジメントパートナー株式会社
マーケットコミュニケーション事業部 シニアプロデューサー

大規模サイトリニューアルプロジェクトでは前半プロセスにあたる、現状把握、課題整理、コンセプト策定、要件定義が重要であるというお話をさせていただきました。Webサイトリニューアルだけでなく、プロジェクトが大規模になると、特に要件定義等の前半プロセスが大切で、プロジェクト関係者の同意形成や目的設定、範囲設定が不十分だと、その後の制作・開発プロセスに入ったときに、いわゆる炎上するプロジェクトになってしまうリスクが高まります。
 
講演では、NECマネジメントパートナーの実績から3つのケーススタディをご紹介しました。

ケーススタディ1:ワークショップを活用した課題整理(インフラ会社様)

Webマスター様がWebリニューアルのご経験がなく、進め方に不安をお持ちでした。当社が持つプロジェクト進行のノウハウをご提供し、Webマスター様と共にプロジェクトの進め方を決めていきました。企業規模が大きく複数事業部でWebサイトを運用するケースになります。それぞれの事業部での運用上の課題を抽出・整理し、Webサイトリニューアルの方向性を共有するためにワークショップという手法を選択しました。ワークショップを実施した結果、各事業部を横断した一体感・責任感が生まれ、その後のプロジェクト進行が非常にスムーズになりました。ワークショップを使った課題整理・コンセプト策定プロセスで、当社は進行役であるファシリテーターを担当させていただきました。

ケーススタディ2:ブランドコミュニケーションの運用体制構築(化学メーカー様)

各事業部が独自にWebサイトを運用しており、デザインが事業部ごとにバラバラでした。Webマスターが更新状況を把握できていないのも大きな課題でした。本プロジェクトでは、Webサイトのブランドコミュニケーションの円滑化・運用効率化をプロジェクトゴールに設定して、Webガバナンスの概念を導入しました。Webガバナンスの重要性を各事業部と共有し、納得していただくプロセスを踏みました。また、各事業部が持つ課題を共有し、その課題を解決するための手段として、制作ガイドラインを導入、運用ツールとしてCMS(Content Management System)を導入しました。

ケーススタディ3:社長を説得してリード獲得型Webサイトへリニューアル(部品メーカー様)

社長の一声でプロジェクトがスタートしましたが、社長からの要望はトップページのデザイン変更でした。Webマスター様は情報発信型サイトからリード獲得型サイトに目的をステップアップしたいという構想をお持ちでした。Webマスター様の構想を実現すべく、営業部門と課題を共有し、その課題をWebサイトが解決するという説得力のあるプラン作成をご支援しました。Webマスター様は本プランを持って社長を説得し、プロジェクトの承認と予算獲得に成功しました。
 
最後に、各ケーススタディから「学ぶべき5つのお作法」として、プロジェクト前半プロセスの進め方のポイントをまとめました。5つのお作法は、チームビルディング、ビジョン共有、コンセプト策定、ゴール設定、ガバナンスとPDCA(リニューアル後の運用効率化と計画)とお伝えしました。

第2部 「あの会社」に学ぶ!かしこいインフラ選択でサイトリニューアルを失敗させない勘所とは?

講師:萩原武嗣

講師プロフィール
小山 悟 氏
ビッグローブ株式会社
クラウド・スマートサービス事業部

第2部では、企業サイトのリニューアルのきっかけと対応方法について、事例を交えて詳しく説明しました。
 
リニューアルのきっかけの1つに、利用ユーザの行動の変化に対応するための仕掛け作りがあると述べ、代表例としてインターネットユーザに関する分析データや、Googleのモバイルフレンドリーアップデートの影響を交え、モバイルを取り巻くトレンドを紹介。さらに、いくつかのモバイル対応事例を交え、サイトの目的や利用者、運用体制によりアプローチの仕方が異なる点や、運用面で工夫すべき点を解説し「企業サイトのモバイル対応は必須の時代」と指摘しました。
 
また、コンテンツを効率よく管理できるCMSについて、新規導入や乗り換えに関する相談が多いと述べ、選定方法や導入効果について事例を交えて紹介。CMS選定の留意点として、導入時の課題だけでなく、導入後に発生するシナリオも想定した実現方法の確認やコストシミュレーションが大切と指摘。CMSの乗り換え事例は運用方針とのミスマッチによるケースも少なくないとのこと。
 
続いて、リニューアル後の運用フェーズにおいて、サイト改善のPDCAサイクルをスピーディにまわしていく必要があると述べ、事業方針と同期がとれたWeb施策を高いコストパフォーマンスで実行している例としてBtoC販促サイトのプロジェクト活動を紹介。CMSの段階的導入から新規サイトへの横展開の手法まで、テクニカルな話題も交えて解説しました。
 
サイトのリニューアルは運用体制や運用レベルをインフラ環境含めて考え直す時期でもあるといいます。特に企業サイトを成長させ、安定運用を持続させるためには、CMSとクラウド環境、それらの運用体制をワンセットにした「マネージド型のクラウドCMSプラットフォーム」として捉えることが成功の秘訣と話します。マネージド型により企業Web担当者のリソース不足やノウハウ不足が解消され、CMSプラットフォームにより運用ルールやツールが定まるため、時には複数の制作会社を巻き込んだ体制作りもスピーディに対応できるといいます。
 
また、クラウドプラットフォームの検討ポイントとしては、キャンペーン等の施策を機動的に実行できる「攻めの体制」と、セキュリティの脆弱性対応やシステム運用ポリシーの策定等、快適な環境を確保する「守りの体制」のバランスが大切と指摘。企業サイトを次のステージへ成長させるには、信頼できるパートナーと事業環境の変化に対応できる体制づくりが重要と述べ、本セッションを締めくくりました。

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