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Webサイトリニューアルを成功させるために、やっておきたい「事前準備」とは?

リニューアル前に、自社Webサイトの「あるべき姿」を考えてみる。これが大切。

こんにちは。シニアプロデューサーの山方です。

「Webマスターのホントの「仕事」って? 動かすのは「自分の頭」と「人の気持ち」です。」 のコラムで、「自分なりのWebの目標を書き出してみましょう」と書きました。リニューアル前には、自社のWebサイトの「あるべき姿」を考えてみましょう。こんなサイトだったら、いいと思う。こういうサイトを作ってみたい。そんな風に、具体的に書き出してみてください。思いついたままメモしてみると、だんだん具体的なイメージがわいてきます。

いきなり問題点や改善点を並べずに、まずは「こうしたい!」を想像してみる。そのWebサイトリニューアルを「自分がやる」と思ったら、楽しくなってきませんか?

Webの中期計画を考えてみよう

Webサイトリニューアルでは運用を含めた「今の問題点・改善点」を解決すべきですが、それだけではなくて、3~5年程度先に「あるべき姿」を実現したWebサイトになるよう計画を立てて実行していきましょう。中長期の目標を設定した上で毎年の目標を決めて、PDCAを回しながら(※1)成果や目的に応じてそれを見直していきます。目先の問題点ばかりに気をとられていては、Webサイトリニューアルを成功させることはできません。

そのためにはWebサイトの中期計画を立てて、それを定期的にチェックして変更や見直しを行うことが効果的です。

  1. 自社の中期計画、つまり3~5年先の自社の目標や事業内容、成長ステップ等を把握しておく
  2. 事業に合わせて、自社の公式Webサイトをどう成長させていくか、目標を考えてみる
  3. その目標に合わせて、増やしていくべきコンテンツを考える
  4. 他に必要と思われるプロモーション施策やサイト機能等を考えてみる
  5. 効率化やコスト削減案を検討する
  6. 3~5を実施するスケジュールを立ててみる

自社Webサイトには、商品の詳細説明や事例、リード獲得(※2)の施策や商品購入者へのアフターフォローなど、目標にあわせたさまざまな情報を掲載する必要があります。具体的にやりたいことを時系列にまとめ、必要なコンテンツやその目標、更新頻度のイメージなどを明記しておきましょう。さらにドメインやサーバ、ASP等の契約期間や契約先などをメモしておくと、更新・変更の検討期間をとりやすくなります。実施にあたっては毎年の投資が必要になりますので、そのための予算申請等の資料にも活用しましょう。

このWebサイトの中期計画を毎年見直すと、自分の立てた目標に対して何が実現できてどこまで進んでいるか、成果はどうかを把握しやすくなります。少なくとも、コンテンツがずっと放置されていることはありません。これをPDCAのひとつにしましょう。

改善すべき大きな課題

(※1) PDCAを回す
P(Plan:計画) ⇒ D (Do:実施) ⇒ C(Check:評価) ⇒ A(Action:改善)という4つの活動を繰り返し行うことで、期待する効果を上げていく手法。

(※2) リード獲得
リード=見込み顧客のこと。つまり、「リード獲得」とは、自社の製品やサービスに興味を持ってもらえそうな、将来的には「顧客」になる可能性のあるお客様を獲得する活動のこと。

Webサイトのトレンドも調べておこう

Webサイトの制作手法やデザインには、そのときのトレンドがあります。先進的なWebサイトに採用されたことをきっかけに多くの企業のWebサイトで定番になっていきます。定番になるトレンドは一種の流行だけではなく、Webサイトの表現を豊かにする、更新作業を効率化するといった力があります。「デバイスによって表示できない」という制限を解決してくれたり検索エンジンから検索されやすくなったり、採用することによって得られるメリットがあります。現在のトレンドや今後の動向などをWebやセミナーで調べたり、制作会社に聞いてみましょう。

(例)

  • HTML5でコーディングされたWebサイトが増えている
    スマートフォン用のサイトを構築するケースが増えるなかで、レスポンシブ・ウェブデザインを採用するケースが増えている
  • スマートフォンやタブレットで見やすく選択しやすいように、フラットデザイン(※3)を採用するケースが増えている

(※3) フラットデザイン
シンプルで平面的なデザインのこと。これまではグラデーションや陰影をつけるなど立体的なデザインが多かったが、最近は単色でベタ塗りのボタンなど、平面的なデザインが増えている。

「3つの協力」者に聞いてみよう

「Webマスターのホントの「仕事」って? 動かすのは「自分の頭」と「人の気持ち」です。」のコラム で「3つの協力を大切にしよう」と書きました。Webサイトをリニューアルするときも同様です。現在のWebサイトの問題点や要望等、リニューアル前にはぜひ、話を聞いておきましょう。

利用者にお伺いする

自社Webサイトでのアンケートや実際の利用者へのインタビューで「現在利用しているデバイス、利用目的と頻度、使い勝手、自社Webサイトに望むこと」等をお伺いしてみましょう。定性・定量データの両方をとっておくと、ペルソナ(※4)やカスタマージャーニーマップ(※5)を作るときの参考になります。

社員に聞いてみる

営業、商品開発、人事、情報システム、研究所など、少なくとも各部門の数人には、Webサイトの評価や改善点などの意見を聞いてみましょう。各部門にWebサイト業務の協力者がいるようなら、部門ごとに意見をまとめてもらうと作業がスムーズです。リニューアルを計画しているWebサイト以外にも、自分が良く使うサイトの「いいところ」をあげてもらうと、参考になります。

制作会社に聞いてみる

自社Webサイトの運営に関わっている制作会社があれば、その制作会社にもリニューアルについての意見を聞いてみましょう。「検討中」とはっきり話して、その制作会社の最近の実績や取り組み、他社のリニューアル時期や傾向、一般的なWeb業界のトレンドなど、幅広く聞いてみましょう。これからのリニューアルで実現しようと考えていることのヒントになるかもしれません。

(※4) ペルソナ
自社の製品やサービスを購入・利用してもらう具体的なお客様像のこと。より具体的なイメージを持たせるため、ペルソナを設計するときは、名前や年齢、性別、居住地、職業、年収、家族構成等を決め、ライフスタイルや価値観なども肉付けして、実際にいる人物かのように想定する。

(※5) カスタマージャーニーマップ
お客様が自社の製品やサービスに対してどのように興味を持って購入等に到るのか、その過程での顧客の行動や気持ちの変化などを時系列にまとめたもの。どの時点でどういうメディア・内容に触れて気持ちが変化していくのかをとらえやすく、プロモーションを検討する際等によく用いられている。

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企業Webサイトリニューアル・改善プロジェクトに関するアンケート調査

企業が運営するWebサイトリニューアル・改善プロジェクトにおける課題、施策とその効果についてインターネットを、利用した独自アンケート調査結果です。
Web担当者、デジタルマーケティング推進者におすすめの資料です。

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