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院内トリアージとは

院内トリアージとは

院内トリアージの現状

院内トリアージとは、救急外来に来院した患者に対して、看護師がフィジカルアセスメントや批判的思考法(臨床推論)を用いて、病気やケガの緊急度を判定し、治療などの優先順位を決めることです。

救急ニーズが拡大する一方で、スタッフ不足などから疲弊しているとされる救急医療の現場に、再生の力を与える特効薬の一つとして期待されています。

2012年度(平成24年度)からは、診療報酬の改定によって「院内トリアージ実施料」が新設され、院内トリアージが医学管理料の一部として診療報酬に加算できることになったため、より一層、注目度が高まっています。

院内トリアージ概念図

JTASとは

院内トリアージの判定は、トリアージナースと呼ばれるスキルの高い看護師が実施します。
その判定を、客観的、体系的に支援するツールがJTAS(緊急度判定支援システム)です。JTASは、カナダで10年以上運用され、すでに北米やアジア(台湾・韓国・中国)、欧州でも盛んに導入が進んでいるCTAS(Canadian Triage and Acuity Scale)に基づき、日本の実情を細かく加味して構築されました。( 「JTASの歩み」 年表参照)
JTASは、全国で開催されている院内トリアージ講習会(通称JTASコース)、トリアージナース育成講習会など広く活用されています。
JTASコース受講者は、既に全国で約5,000名。その活躍が救急現場でさらに期待されています。

  • 院内トリアージ講習会(通称JTASコース)についてはこちら

【JTASの歩み】

2005年
(平成17年)
日本臨床救急医学会が二次救急医療機関の活性化を議論する中でカナダの救急医療体制とCTASの有用性に着目した。同じ時期、日本救急看護学会でも、トリアージナースに関する議論が始まっていた。
2007年
(平成19年)
日本臨床救急学会、日本救急看護学会が、CTAS導入を視野に入れた合同委員会を設置。
2009年
(平成21年)
CTASの日本版開発のためにJTAS検討委員会(委員長:奥寺敬/富山大学教授)を設置。奥寺教授らが、カナダで開催されたCTAS International Networking会議に出席し、日本側の経緯などを説明して、CTASおよび周辺教材の翻訳権(内容の使用権および日本版の開発権を含む)を取得。
2010年
(平成22年)
CTAS 直訳版の『緊急度判定支援システムCTAS2008日本語版/JTASプロトタイプ』(監修:日本臨床救急医学会・日本救急看護学会・日本救急医学会)を発行。
2011年
(平成23年)
CTASプロバイダーマニュアルを翻訳した『緊急度判定支援システムCTAS2008日本語版プロバイダーマニュアル』(監修:日本臨床救急医学会・日本救急医学会・日本救急看護学会・日本小児救急医学会)発行。2012年4月を目処に、CTASのJTAS化(日本の実情に沿った内容修正)を決定。秋には、第三次補正予算で、総務省消防庁の「社会全体で共有する緊急度判定(トリアージ)体系のあり方検討会」が予算化。中医協により、院内トリアージ算定が答申される。
2012年
(平成24年)
診療報酬の改定で、4月から「院内トリアージ実施料」が新設され、診療報酬に反映可能に。JTAS運用と講習会のJTASプロバイダーコースを4月から開始。6月、『緊急度判定支援システムJTAS2012ガイドブック』とウェブ版の『JTAS2012緊急度判定支援システム』販売開始。
2013年
(平成25年)
全国で、院内トリアージの講習会が頻繁に開催されるなど、医療現場からの関心がさらに高まる。

緊急度判定支援システム(JTAS)は、日本救急医学会・日本救急看護学会・日本小児救急医学会・日本臨床救急医学会が監修しています。

  • 本製品は医療機器ではありません。